実は細々とDV産のウッディを飼育しております。
さらに2023年には亜種のカズミアエもWDがそこそこ入ってきており、ちゃっかりGETして持ち腹で産卵させました。結果は7頭でした。
産卵に効果的なのはベトナム材>>>柔らかめのカワラ材(ブナ・エノキ)だと思います。ベトナム材を利用すればわかるのですが、あれは相当柔らかい上に独特な弾力とバームクーヘンのような構造になっており他の材にはない特徴が多いように感じます。
さらに産卵を促進するために、材を加水し樹皮をはぎウッディの食痕などを混ぜたマットにつけ材の内部までバクテリアが浸透すれば完成・・・となります。
ただベトナム材はそれでいいんです。効果的に産んでくれます。
問題はブナ・エノキなどです。なんとなく同じ工程で作ったバクテリア材を比較してみると、「マットの水分でふやけて表面だけちょっと柔らかい感じ。」がするんです。。。勘違いだったらよいのですが結果も芳しくありませんでした。
ですので昨年は以下のような形でトライしてみました。
- 材を加水する。
- レンジでチン。
- カワラ材を作成。
- 柔らかさをみてバクテリア材にする。



上記は今年の仕込み風景の一部です。材を加熱殺菌し、カワラ菌糸瓶の中身を砕いて材にまぶしてジップロックなどで密着させるように閉じて完成です。
これで1カ月2カ月でかなり中まで柔らかくなり、バクテリア材にしたあとの反応も良くなりました。
考えてみれば材が自然界で朽ちていくのを人工的に作り出してやれば良いわけですね。。。
ぜひお試しください。
下は役目を終えていったん冷凍している昨年の個体達です。



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